2015年のレディース秋ファッションのトレンドは?

秋コーデの配色の雰囲気だったり、着こなしだったり…2015年のレディース秋服のトレンドの中から、リアルコーデに取り入れやすそうな流行りをまとめています。

●取り入れやすいトレンド
落ち着いた大人シック or キュートなガーリースタイル

ここ数年、レディースファッションにメンズライクなテイストが、どんどん入って来て、バリエーション豊かに進化を続けてますよね。

2015年のレディース秋ファッションでも、ジェンダーレス化のトレンドは止まらず、男とか女とかの性差を超えたような服が多く登場して来ています。

ただ、その一方で、少し揺り戻しもあり、今年の秋は、メンズライクやボーイッシュな雰囲気を、ちょっと残しつつも、よりフェミニンだったり、ガーリーだったりする女性っぽいコーディネートも、今年っぽく生まれ変わっています。

CELINE セリーヌ 2015aw 秋冬コレクション パリ(PARIS)

セリーヌのモノトーンコーデ
出典:elle.co.jp

Chloe クロエ 2015 AUTUMN / WINTER パリ(Paris) 秋冬コレクション

クロエのコートスタイル
出典:chloe.com

MIU MIU ミュウミュウ 2015a/w パリ(paris) 秋冬コレクション

ミュウミュウのガーリーコーデ
出典:fashion-press.net

PRADA プラダ 2015 Autumn / Winter ミラノ(MILAN) 秋冬コレクション

プラダのガーリーコーデ
出典:wwdjapan.com

例えば、フランスはパリの秋冬コレクションで、CELINE(セリーヌ)が披露していたのは、ベルベットの生地を使った大人シックなモノトーンコーデ。

モードっぽい白黒コーデでありながらも、中綿入りのコートで丸みを強調し、ウエストからフレアに広がるシルエットは、内側に秘めた女の色気を感じさせるようなスタイルに仕上がっていました。

同じく、2015AWのパリ・コレクションで、Chloe(クロエ)が見せていたのは、去年もトレンドだったロング丈のコートを羽織った、ちょっと落ち着いた感じの大人っぽいスタイル。

セカンドルックで登場した丈の短いピーコートも、大人可愛い雰囲気で、今年の秋に流行りの太めのパンツとの相性もピッタリでした。

一方、ガーリーなスタイルでは、イタリアのPRADA(プラダ)と、そのセカンドラインのMIU MIU(ミュウミュウ)のコーデが、かわいくて目を引きました。

千鳥格子やチェック柄は、ここ数年、秋冬になると、必ず登場してるトレンドだけれど、今年は、60年代、70年代のレトロブームもあってか、柄のテイストが、ちょっとクラシカルな雰囲気ですよね。

アニマル柄にボーダー柄ニットをレイヤードするスタイルは、斬新過ぎて、リアルクローズで真似するのは、ちょっと難しいけれど、この大きめ格子柄スカートとニットトップスのレトロな雰囲気とかは、コーデに取り入れやすいんじゃないかと思います。

プラダのファーストルックを飾ったのも、クラシックテイストでジャストサイズのダブルのジャケット。

60年代っぽいデザインでありながらも、ダブルジャージ素材を使って立体感を出してるせいか、古臭くなく、逆に、ちょっと近未来っぽい雰囲気も出していました。

マカロンみたいな服の色と、サーモンピンクのハンドバッグの組み合わせが、ガーリーでかわいいですよね。

途中から登場したウィンターパステルのカラフルなドレスの上には、ビジュー、刺繍、リボン、ブローチ、アップリケなどなど…かわいいデコレーションがたくさん付いていて、レトロガーリーでありながらも、新鮮な雰囲気を出していました。

秋ファッションなのに、まるで春服のような明るい色使いが、所々で見られたのも今年の特徴です。

●取り入れやすいトレンド
太めのシルエットのワイドパンツ
CELINE(セリーヌ) LOEWE(ロエベ) MSGM(エムエスジーエム)のワイドパンツ

2015年秋冬のワンドパンツ
出典:elle.co.jp

2015年の春ファッションでは、ガウチョパンツが流行ってましたが、太いシルエットのパンツのトレンドは秋も継続中で、パリやミラノのコレクションでも、各ブランドが、こぞってワイドパンツの新作を披露していました。

写真は、1番左と左から2番目が、パリでのセリーヌのワイドパンツ。右から2番目が、同じくパリでのロエベ(LOEWE)のワイドパンツ。1番右が、ミラノコレクションでのMSGMのワイドパンツスタイルです。

秋服の着こなしに取り入れる場合は、下半身にボリュームが出る分、トップスの丈を短めにしたり、すっきりしたシルエットのものを選んだり、上半身は「コンパクト」を意識するとバランスが良くなります。

一口に「ワンドパンツ」って言っても、いろいろなバリエーションがあり、例えば、裾に向かってフレアシルエットで広がるガウチョパンツみたいなものを選べばスカートっぽくはけるし、くるぶし丈でロングスカートみたいなシルエットのものを選べばナチュラルファッションっぽくもなります。

今季は、トレンドだけあって、シルエットや素材はもちろんのこと、柄的にも、いろいろなバリエーションのワンドパンツが登場しそうです。

さらに、昔買った手持ちのアイテムで、デニム素材のバギーパンツっぽいもの、ストライプ柄のワイドパンツみたいなものがあれば、今年は復活させるチャンスなので、ワードローブをチェックしてみては、いかがでしょうか。

●取り入れやすいトレンド
ベルトでつくるハイウエストスタイル
STELLA McCARTNEY(ステラ マッカートニー) DIANE von FURSTENBERG(ダイアンフォンファステンバーグ) MARC BY MARC JACOBS(マーク バイ マーク ジェイコブス) Burberry Prorsum 2015AW(バーバリー プローサム)

2015年秋冬のハイウエストコーデ
出典:fashion-press.net

60年代~70年代風のクラシカルなスタイルで、このところ流行ってるシルエットと言えば、ハイウエストですが、今年の秋冬ファッションでは、ベルトやウエストポーチのような飾りでハイウエストを作る着こなしも登場して来ました。

写真の1番左は、「ステラ マッカートニー」が、パリのコレクションで披露したハイウエストのパンツスタイル。コルセット風のデザインが新しさを感じさせます。

写真の左から2番目は、「ダイアンフォンファステンバーグ」のドット柄のセットアップ。ハイウエストの位置に紐状の飾りを結んでウエストマークしています。

写真に右から2番目は、ニューヨークで「マーク バイ マーク ジェイコブス」が披露したストリート系のワンピーススタイル。ハイウエストの位置には、レザー素材のウエストポートのようなバッグが取り付けられています。

ポンチョ、スエード、フリンジ、イングリッシュレースなど、ボヘミアンファッション全開だったロンドンのバーバリー プローサムも、ドレスっぽいワンピース系はハイウエストデザインが目立ちました。(写真1番右)

この流れからすると、最初からハイウエストにデザインされてるアイテムでなくても、ベルトやポーチ、リボンのような紐状の飾りでハイウエストのシルエットを作ってみるのも、今季は面白いかもです。

●取り入れやすいトレンド
羽織モノの新顔「コーディガン」
AULA AILA(アウラアイラ) Chloe(クロエ) デレクラム(Derek Lam)のコーディガン

カーデ+コートのコーディガン
出典:fashion-press.net

ワイドパンツとともに、コーデに取り入れやすい今年の秋服トレンドは、羽織ものアウターの新顔「コーディガン」です

写真は、1番左と左から2番目がAULA AILA(アウラアイラ)、右から2番目がChloe(クロエ)、1番右がデレクラム(Derek Lam)になっています。

軽めのアウターは、こんな感じのロング丈シルエットが多かったせいか、コートとカーディガンのいいとこ取りをしたようなアイテムに「コーディガン」っていう名前をつけて、国内ブランドでも、たくさん市場に投入して来ています。

ニット素材でガウン風のシルエット、フード付きのダブルフェイスでスポーティーなタイプ、さらには、圧縮ウールで、よりコートっぽいデザインのものなどなど…。

レディースファッション雑誌で「コーディガン」の特集が組まれるほど、ホットなキーワードになっています。

基本的に、生地は薄めが多いので、冬になったら着れないような気もしますが、寒くなって来たら、厚めのコートの下にレイヤードして着るなど、着こなし方の工夫をすれば、冬まで使うことも出来ます。

20代前半~30代前半に人気のゆるずるコーデにするなら、ニット素材のざっくりしたシルエットのものがおすすめ。

70年代コーデにピッタリのボヘ柄や、フリンジ飾りが付いたコーディガンも登場して来ています。

●2015秋のトレンドコーデ
今っぽい要素も加えた70年代風コーデ

1960年代や1970年代への回帰も、男性、女性を問わず、このところのファッション業界でトレンドになっていますが、ポイントは、単なる回帰ではなく、今っぽい要素を加えて、毎年のように進化しているところです。

2015年 秋服トレンド 70年代風コーデ

2015秋トレンド 70年代風コーデ
出典:wwdjapan.com

例えば「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京 2015-16年秋冬」のオープニングを飾ったストレイシス(SRETSIS)は、得意のデコラティブな要素と、70年代っぽいレトロな雰囲気を融合し、新鮮な印象を与えてました。(写真1番左)

左から2番目の写真は、バーバリー・プローサム(BURBERRY PRORSUM)が、ロンドンで披露した、フリンジ付きのポンチョスタイル。

手軽に羽織ることが出来るレトロな雰囲気のポンチョやケープも、今期、注目のアイテムです。

写真の右から2番目は、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)がミラノで披露した進化系ドット柄のセットアップ。

水玉模様も昔からある柄ですが、レトロブームもあってか、今年の秋は、ワンピースやチュニック、ニットやシャツなど、いろいろなアイテムで取り入れられています。

写真の1番右は、パリの秋冬COLLECTIONのランウェイで、クロエ(Chloe)が披露したワイドパンツシルエットのオールインワン。

パンツの丈は、靴がすっかり隠れてしまうようなロング丈ですが、クロエは、この他にも、床まで届くぐらいのマキシ丈のコートやドレス、スカートなどを数多く投入してました。

スーパーロング丈のシャツやカーディガンなどは、昨年も流行ってましが、今年も引き続き、トレンド継続中です。

●2015秋服のトレンド柄
レトロな雰囲気のチェック柄

一昨年の秋は「千鳥格子柄」、去年の秋は「ちょっと大柄なチェック柄」…チェック柄も、シーズンごとに、ちょっとずつテイストを変えて、トレンド継続中ですが、今シーズンのブランドのコレクションで目立ったのは「レトロな雰囲気のチェック柄」でした。

ちょっと昔風レトロな雰囲気のチェック柄

レトロな雰囲気のチェック柄
出典:wwdjapan.com

例えば、ニューヨークのコレクションでは、ケイト・スペード(KATE SAPDE NEW YORK)が、コートやスカート、ワンピースやポンチョなどで、クラシックスタイルのチェック柄を多用(写真1番左)。

ニューヨーク版、お嬢様ギャルではないけれど、ちょっとやんちゃっぽさも残した、それでいて、どこか品のある「お嬢様スタイル」を提案していました。

写真の左から2番目は、ロンドンのコレクションで、シモーネロシャ(SIMONE ROCHA)が披露した、2色使いの大きなチェック柄のノースリーブワンピース

シモーネロシャは、このほかにも、同じ柄で、ミニスカートみたいに丈が短いノースリーブワンピースも投入して来ていました。

写真の右から2番目は、プラダ(PRADA)が、ミラノのコレクションで披露したクラシカルなチェック柄のコートスタイル。

今期のプラダは、姉妹ブランドのミュウミュウみたいに、キュートでかわいいスタイルを多く採用し、40年代~50年代の雰囲気を持つブローチやアクセサリーなどで飾る大人可愛いファッションも目立っていました。

写真の1番右は、トミー・ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)が、ニューヨークで披露したベルト付きのチェック柄のワンピース。

柄そのものは、60年代~70年代風でありながらも、襟がブルゾンぽかったり、靴がレースアップのブーツだったり…と、スポーティーな要素を加えられてるところが新鮮でした。

●2015秋服の流行りの色
今年の秋ファッションのトレンドカラーは?

ニューヨーク、パリ、ミラノなど…ハイブランドの秋冬コレクションでは、ブラック一色の黒コーデが目立ちました。

2015年のレディース秋ファッションのトレンドカラー

秋ファッションのトレンドカラー
出典:fashion-press.net

写真の1番左は、ダナ・キャラン(Donna Karan)のニューヨークのプレフォールコレクションからですが、このほかにも、パリではロシャス(ROCHAS)が、ミラノでは、コスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)が、黒一色のブラックコーデを披露していました。

日本国内のファッション雑誌でも、例えば、Sweetの10月号では、女優の石原さとみさんが、ジバンシーの黒のワントーンコーデや、ヴァレンティノのモノクロコーデを披露しています。

昨年の秋冬は白コーデが流行りましたが、トレンドカラーとしての黒の浮上は、けっこう久しぶりですよね。

一方、秋らしい雰囲気を感じさせてくれるウォームカラー系を見ていくと、茶色系ではキャメル、赤系ではボルドープラム、黄色系では、ダークオレンジマスタードなどがトレンドカラーとして浮上しています。

(写真の左から2番目は、バーバリープローサムのキャメル系コーデ、写真の右から2番目は、エルメスのボルドー系コーデ)

キャメルなどのブラウン系は、ボヘミアンテイストのトレンドもあって、国内の各ファッション雑誌でも一押しのカラーになっています。

赤系では、クラシカルで上品な雰囲気を感じさせる日本の朱色のようなボルドーがトレンドカラーに。

黄色系では、ボルドーとトーンを揃えたようなちょっと暗めのダークオレンジ、さらに、逆に、ぱっと明るいマスタードなどがトレンドカラーになっています。

また、ミリタリーファッションのトレンドとともに浮上して来てるのがグリーン(緑)系のカーキです。

(写真の1番左は、2015-2016秋冬、東京コレクションのケービーエフのカーキ系コーデ)

アウトドア系のカーキではなく、今年のレディースファッションでは、街で着ててもおかしくないようなアーバンミリタリーなテイストが流行ってるので、メンズライクと言うよりも、カーキを女っぽく着る、かわいいコーデが人気。

例えば、花柄のフェミニンなワンピースにMA-1を羽織ってみたり、ニットのセットアップに迷彩柄シャツを腰巻きしたり…っていうような着こなしですね。

差し色使いのカーキじゃなく、カーキのワントーンコーデとしては、例えば、トレンドのワイドパンツにビッグニットセーターを合わせたり、スエード素材の台形スカートに、サーマルニットのトップスを合わせたりするコーデが考えられます。

カーキのワントーンの場合は、いずれも、トップスとボトムスで色の濃さを変えるのが、お洒落に見せるポイントになっています。